bureauvintage’s diary

アクセサリー作家の呟き

じいちゃんとあたし

先月の終わり

 

じいちゃんが釣りに行き海に落ちた

 

落ちるときに意識がなくなったみたいで、海に落ちて沈んで行く中

 

苦しくて戻ってきたらしい

 

20分ほど泳ぎ、岸壁にしがみつき

 

助けを求めた

 

いつもの釣り場

 

ずっと昔から通う場所

 

幸運が重なり、待ち構えてきたかのように

 

スムーズに救助された

 

船を出して助けてくれた漁師さん

 

漁師さんを呼びに駆けてくれた人

 

その人のところまで助けを求めてくれた、じいちゃんを発見してくれた人

 

今年で89歳になるのに、生きようと頑張ったじいちゃん

 

生きてたから笑い話にできること

 

じいちゃんは昔から優しいおじいちゃんではない

 

今でこそ穏やかになってきたけど、話せば嫌味っぽく冷たいような口調

 

スマホも共に海に落ちたから、新しい携帯を買いに連れて行ったとき

 

免許証など、大事なものを入れているケースに目がとまる

 

私がお座りできるようになったくらいに、農協の新聞に載ったときの切り抜きが入っていた

 

思い返せば、小学生の頃に気紛れで作ったフェルトのお守りなど大事にずっと持ってくれていた

 

ボロボロになったのを見つけては、私が捨てていた

 

口は悪いけど、嫌われてはなかったんだな…って思ったときにニヤけた

 

ただただ、プライベートなことでごめんなさい

 

ちょっとホッコリした記憶を残したくて書きました

 

じいちゃんとあたしの話